建て方13日目-お大工さんの応援
工事用の仮設コンセントには延長コードが一杯差し込んであり、コンプレッサー・電ノコ・釘打ち鉄炮・電動カンナなど様々なモーターが回っています。
そんな、応援の部隊のなかに、屋根仕舞いで技術が必要な化粧軒を黙々作っていかれる懐かしい顔がありました。平成元年本堂大修復の折、小森棟梁の下で太鼓堂を任され腕を振るわれたM棟梁です。
太鼓堂の地棟にはM棟梁の名が輝いています。
あれから20年、十数ヶ寺の本堂を新築する堂大工の棟梁となっておられます。
大屋根では若いお大工さんが屋根仕舞いに奔走です。
まずは、厚さ9ミリの合板を全面に敷きます。大屋根全体を覆うこの合板は建物全体の剛性を高めるために据え付けられるそうです。
合板が敷きつめられると、その上には厚さ15ミリの杉板が敷かれていきます。
クレーン車の元ではお大工のY本さんが、屋根で敷きつめるだけで良いように、加工しながら材料を切りそろえて準備です。
さすがに、これだけの量の杉板、加工するにもエンジンチェンソーが使われます。
杉板が張り詰められるとゴムアスルーフィングが敷かれ木切桟で仮止めされていきました。
これで少々の雨が降っても大丈夫、お天気を心配する必要が無くなり安堵です。
まだまだ、屋根仕舞いが終わるまでには手間が掛かりますが、建て方から2週間休み無しでの作業一段落のようで、足場には丸平建設の大看板も取り付けられました。
関係の皆さんおつかれさまでした。
by shoson | 2010-03-31 08:00 | 工事 | Comments(0)