上棟式
庫裡の仏間予定位置に金屏風を立てご本尊を奉懸し上棟の報告法要を勤めました。参列できるか微妙であった前住職も皆さんに助けられ車椅子で登場し、お焼香もすることができました。
52畳の大広間は腰掛けを並べても余裕の広さ、住職の法話にも熱が入り、ウルウルなりそうでした。
お勤めの後は『上棟の儀』、野口棟梁を介し三人のお大工さんに木槌が渡されました。
三人のお大工さんは大屋根の上に駆け上がり、棟梁のかけ声のもと屋根を打ち付ける「槌打ちの儀」が始まりました。
大屋根から木槌の響きがおさまると、玄関上の足場に立たれた丸平建設社長が『古歌』と呼ばれる上棟祝詩を熱唱され、大屋根を眺める門徒集も聞き惚れました。
上棟の儀、最後は棟札(むなふだ)の奉納です。4日前、住職が書いた門徒役員と工事関係者75名の肩書きと名前が記された板がロープで吊り下げられていきます。
玄関上の天井に付けられた滑車から伸びたロープは玄関から境内と長く延ばされました。これも「ヨイショ・ヨイショ・・・」の掛け声に合わせ、あっという間に天井てっぺんに引き揚げられ、地棟の上に固定されました。
以上三種の『上棟の儀』が終了すると、一気に庫裏は祝宴会場に模様替えです。婦人会の方やお大工さんにも手伝ってもらい、120名分の宴席ができました。
林本部委員長の丸平建設社長から挨拶があり、青木建築委員長の発声で乾杯、祝宴が始まりました。
正面スクリーンには工事始まりからの写真のスライドショウー、時間を忘れ盛り上がっていきました。
約1時間の宴席、話は尽きませんが、遠藤委員から中締、万歳三唱真新しい庫裏の部材に門徒衆の願いや思いがしみこむ上棟の祝宴となりました。
by shoson | 2010-04-10 11:00 | 儀礼 | Comments(0)