きょうは大屋根の破風(はふ)の中につく妻壁(つまかべ)を飾る木連格子(きつねこうし)が三ヶ所とも付きました。
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この格子が取り付けられるまでをレポートします。
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2階のフロアーには大量のカンナ仕上げされたヒバの角材が運び込まれていました。
お大工さんは破風の三角に合うよう長さを調整しながら加工の準備、必要本数を長い万力で固定し墨付けをされます。
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c0209909_6173348.jpgつけられた線に沿って丸鋸で溝の深さの切り目が入れられます。

切れ目に沿って当て木をあて、襖の桟に溝を掘るカンナで削られていきます。
丸鋸で線を切るのは、カンナで削ったとき万が一にも角が潰れたりしないように、保険のようなものだそうで、美しく仕上げるこだわりのようです。

c0209909_6191434.jpg縦横それぞれに溝が掘られると、組立が始まります。
万力を使わないと納まりません、丸平のお大工さんは堅い仕事です。

c0209909_619393.jpg木連格子(きつれこうし)がナマって狐格子(きつねこうし)とも呼ぶそうですが、今は良いビスがあるので、裏側からビス留めすれば、ずれることも外れることもなく、仕事が早く進むようになったと、お大工さんの談です。

c0209909_61955100.jpg木連格子は2分割で作られ、△の左右対称のものが出来上がりました。

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c0209909_6205797.jpg△の木連格子が完成すると、事前に角材で破風の反りに合わせ作った原寸添え木に合わせ墨がつけられ、ノコギリでカッとされます。
結構な部分が切って捨てられます、チョッと勿体ない感じがしないでもありませんでした。

c0209909_6213857.jpg外枠がつけられ完成した木連格子にシンナー系の塗料が塗られていきます。

c0209909_6215341.jpg格子だけでなく内側に貼る桧板にも塗られているのは、キシラデコール「やすらぎ」という保護材でした。

保護材も塗られ取付を待つばかりの木連格子の出来上がりです。


by shoson | 2010-06-26 23:04 | 工事 | Comments(0)

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