古材の再利用
旧庫裏の解体時に廃棄せず何かに使って欲しいとお願いしてあった、10畳間の鴨居二本が削られ用材となって帰って来ました。
こうした古在を本当に使うのかと訝しむ監督さんに、少しヒビは入っていますが100年を越す年輪と考えればまったく問題なし、棟梁に是非この木を活かして欲しいとお願いしました。
100年の間に打ち込まれたであろう釘などの金物をほじくり出し、製材機にかけ用材にするためご門徒の山本大工さんは相当難儀をされたであろう、スケールを当て3mの床板のベストポジション墨を入れられました。
3mに切りそろえられた松の鴨居、飴色の素晴らしい木目が現れてきました。
この木は2階吹抜横の飾り床間の下板に再利用されます、廃棄される予定であった古材が、棟梁やお大工さんの力で甦る楽しみができました。
3mに揃えられた床板は、ウインチで2階へと揚げられていきました。
午後1時半からは第12回定例打合会が行われました。
荒井電気屋さんとは現場で話し合い、会議室では設備屋さんとトイレや流しについて設置方法など確認し合いました。
by shoson | 2010-07-13 13:20 | 工事 | Comments(0)