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竿縁天井_c0209909_160318.jpg二階のお座敷は松野お大工さんが担当で少しずつ進んでいます。
和室の天井は技術と手間が必要で、欄間鴨居や廻り子なだ杉柾目の材料を色や木目を合わせ加工仕上げをしていきます。
天井を貼るために二重廻り子をいう伝統的な仕上げをしてもらえるようです。

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竿縁天井_c0209909_1601811.jpg二重廻り子には天井竿、一本一本に合わせホゾが彫られていました。
一部屋7本の竿が用意されていますが、お大工さんお話しでは手カンナで仕上げているので、0.数ミリずつは太さが違うかもしれない、ミクロの狂い無くし上げるために納まるべき竿似合わせてホゾを彫るとのことでした。

竿縁天井_c0209909_1602474.jpg一穴一穴丁寧に、時間が掛かるはずです。

竿縁天井_c0209909_1603113.jpg吉野杉の赤身で作られた二重廻り子竿縁天井。
2階のお座敷には予算をかけないように設計を頼みましたが、施工の丸平さんやお大工さんはそうもいかないようです。

予算を削るため床の間横の違い棚は無し、押入に設計変更しましたが、お大工さんの熱の入れようを見るとチョッと後ろめたさも感じています。
せめて唐紙だけははり込んで、京都唐長の南蛮七宝模様を張らなければと、思いを強めたことでした。



by shoson | 2010-08-20 15:59 | 工事 | Comments(0)

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