京都唐長からこだわりが届いた
京都修学院にある唐長さんから制作を依頼した巨大ランプシェードが届きました。
高さ180cm直径40cmの大型で、庫裏玄関の吹抜に下げられます。
小さな物なら唐長さんへ行くと展示してありますが、庫裏のシンボルとして特別に巨大化してもらいました。
電源を入れると独特の薄墨で天平大雲(てんぴょうおおくも)という文様が浮かび上がります。
直接工房へ伺いコンセプトと希望を伝え、お願いしただけあり思った通りのイメージで仕上がりました。
来年のお正月からは玄関でご門徒の皆様をお出迎えする燈火になるでしょう。
吊り下げの仕組みはシンプルで、アクリルの型に和紙唐紙を貼る軽くて丈夫な作りです。
南蛮七宝
南蛮七宝(なんばんしっぽう)という、唐長を代表する文様で、織田信長の時代、伴天連のマントに織り込まれた模様に似せて作られたとか。
意味深な文様ですが、あえてその意味を逆手に遊び心で使おうと決めました。
唐長さんから送られてきた襖紙を広げると、色違いに染めた越前和紙に雲英(きら)と薄墨の文様がイイ感じで表現されています。
2階お座敷の床横の押入襖建具になりますが、違い棚を作らず実用の間取りで押入にしましたが、それを充分カバーできる粋な和室になることでしょう。
部屋のイメージとコンセプト、窓の外に見える景色まで説明し一点物で刷ってもらった唐紙です、京都唐長の落款まで押してありました。
11代目をプロデュースされているトトアキヒコさん渾身の作品として部屋を飾ってくれることでしょう。
by shoson | 2010-10-24 09:47 | アイテム | Comments(0)