平成29年 元旦会
今年は酉(とり)年、ちょうど良い大きさのラッキー12干支杯です。
平成7年元日から元旦会が始まり、御流杯にこのシリーズの干支盃を使うようになって5年目を向かえました。
阿弥陀様にお供えし、ご流杯に使われるお屠蘇は金沢福光屋から取り寄せたノンアルコール吟醸酒『零の雫』に金沢今井金箔で購入した安心食用金箔を混ぜ込んで作っています。
本堂外陣は160席、干支杯やお屠蘇がスムーズに配られるよう、整然と余裕を持って並べられています。
向拝(ごはい)縁には賽銭箱変わりの志納箱と香炉、本典総序のプリント200枚、御堂さん新年号に今年は法語カレンダーの残部も少しおいておきました。
内陣はお鏡餅に夏みかん、飾り水引で装飾されたお銚子、朱盆に乗せられた150個の干支杯と不足に備え数年前に残った記念杯30個ばかりも用意、準備万端整い参詣者を待ちます。
9時過ぎには簡単着物『あきも』のオーナーが庫裡で、雌蝶さん用の着物の準備が始まりました。
9時半頃からぼつぼつと参詣者が、上がってこられます。
お天気も良く早く来られた方々は、完成した法縁廟の池をのぞき込み、「おぉ~金魚がおる」と顔をほころばせておいででした。
向拝では皆さん焼香し合掌礼拝、元旦からうるわしい習慣が定着してきました。
定刻10時まだ少し空席があるので、住職が5分程事前説明して遅れた来た方々によって満席に成る時間を稼ぎました。
定刻7分遅れで換鐘が打たれました。
本堂イスはほぼ埋まりお勤めが始まりました。
150名での正信偈の大合唱は本堂が震える感じ、今年も元旦から有り難いお勤めで始まりました。
徳岡院代さんの3人の新発意も大きく育っていました。
正信偈のあとは、教行信証総序のご文を全員で拝読です。
住職の年頭法話は総序の第2フレーズを解釈しながら20分ばかり、私に入り満ちてある阿弥陀様と共に、今年もお聴聞を心がけ御恩報謝の日々を送りましょうと締めくくられました。
法話が終わると干支杯が配られ、4人の雌蝶さんそれぞれのゾーンを担当し、おちょこ半分ずつ位のお屠蘇をついで回ります。
中学一年生のHちゃん、日曜学校はご無沙汰ですが、こういう時はちゃんと手伝ってくれます。
中学2年生のNさん、夏のお泊まり会でも目立たずお手伝いをしてくれていました。
全員にお屠蘇が継ぎ回ったら、住職の発声で「今年もお聴聞しましょう、カンパーイ」と杯を高らかに掲げてから飲み干しましした。
約1時間の元旦会、暖かな陽に皆さん帰路の足取り軽く、和やかに本堂をあとにされていました。
帰路につく前に多くの方々は、完成した法縁廟も興味深く見学しておられました。
元旦会に艶やかな演出そえてくれた4人の雌蝶さん。
by shoson | 2017-01-01 12:00 | 行事 | Comments(0)