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c0209909_6571731.jpg野口棟梁はステルス襖を格納庫へと導く敷居と鴨居を刻み終わられたようです。
どちらも真ん中辺からミゾが無くなり、襖が横いざりする大きな凹みになり、敷すべりの3㎜分の調整が大変そうでした。

c0209909_6572587.jpgこの敷居は大広間と廊下の壁の中で接合されます。
壁の真ん中という狭い中での接合ですが、スムーズな襖の動きのために細心の微調整が施されていました。

c0209909_6573132.jpg見事、ドッキング!

c0209909_6574425.jpg大広間から廊下を渡り格納庫まで10m、一直線の襖敷居が出来上がりました。

c0209909_6575647.jpg鴨居も同じように壁の中でドッキングして格納庫まで延びてきました。
格納庫は襖を一時置くだけのスペースですが、桧で作られ3箇所に扉が付くという見場の良い入れ物が作ってもらえるようです。

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by shoson | 2010-09-23 16:55 | アイデア | Comments(0)

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c0209909_022633.jpg玄関ホールの床の間、作り付け額縁にとお願いしてありましたが、工事も順調に進み施工図を書かなければならない時期に来たようです。
住職的には簡単で施工費のかからないよう、紙芝居舞台の枠を巨大化したものにキャスターを付けるくらいに考えていましたが。
監督さんは7本のフラッターレールの敷きと、天場には鴨居のように7本のミゾを付けた収納庫を考えていてもらえるようです。

c0209909_66615.jpg板戸のように一枚一枚の絵を加工し、収納しておけるように考えてもらっているようです。
アトリエのあった岐阜市岩崎の道場へは建具屋さんも同行し、一枚一枚ミリ単位で採寸し、建具作りでの準備に入ってもらえました。
7枚の150号(227㎝×182㎝)の絵が、電車の操車場のようにして床の間の裏に保管、このアイデア想像しただけで楽しくなります。

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by shoson | 2010-09-19 13:20 | アイデア | Comments(0)

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c0209909_22171280.jpg昨日は大広間のステルス襖が立てられる鴨居が取り付けられ、逆さジャッキの準備が進みましたが、今日はいよいよ取り付け作業です。
吊束(つりずか)にはホゾにボルトが通る縦穴が開けられ、横穴にはボルトを受けるネジ金具も装着されました。

桧の吊束は心材ですが節もなくとても綺麗です、鴨居を引っ張り上げる実用ですが、大広間を飾るアクセントでもあるからです。

c0209909_22171928.jpg吊束の細工は終了、準備万端で違いアリ桟で鴨居をガッチリホールドします。

こうした仕口によって、見えるところには一本も釘やビスを使わず、しかも後付けで重力に負けない揚力を保ち続けるのです。

c0209909_22172641.jpgアリ桟の中を少しずつ、添え木を当て金づちで叩きながら移動させ、梁に空けたホゾ穴にピッタシ納まりました。
横穴のネジ金具を2階からのボルトがカミ合うように微調整され、おもむろに携帯電話を出して電話の様子・・・

c0209909_22173364.jpg2階では山田監督が右手に1m以上有るボルト、左手に携帯電話を持ち床に這いつくばって何やらひそひそ話です。
どうも、1階で作業中の野口棟梁とホゾ穴・横穴・金具・梁が一直線になるよう、穴を覗きながら携帯電話で細部の打合せのようでした。

c0209909_22174056.jpg穴を覗かせてもらうと、なるほど1m先のホゾ穴がまっすぐ確認出来ました。

まるで、惑星直列のようで、たいしたものです。

c0209909_22174757.jpgすべての穴が真っ直ぐ揃ったところで、ボルトを差込ネジ金具に締め込んでいきます。

c0209909_22265850.jpg1階では棟梁が吊束の横穴を覗きながら、ボルトとネジ金具ナット部分に塩梅よく合わさっていくところを山田監督に実況中継されていました。

c0209909_2227649.jpgボルトは横穴を突っ切り、吊束のホゾが梁と2cmゆとりを持ったところで完成。
これで将来、4間の鴨居が下がって、ステルス襖の動きが鈍ったときは、2階からトルクレンチでクリクリとボルトを回せば問題解決するでしょう。

下がってもジャッキUpでなく2階から引っ張り上げる逆ジャッキ、正尊寺庫裡自慢の大広間、襖が消える不思議な鴨居、将来の保険付で完成しました。

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by shoson | 2010-09-16 16:15 | アイデア | Comments(0)

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c0209909_18594471.jpg日曜日は職人さんお休みです。
近ごろ内職で仕上げた特別懇志の記念品のアイデア紹介しましょう。
丸平建設のご好意で、300個ほどのペン立てが作ってもらえました。

そこに正尊寺の焼き印を押して、御受証や設置した火打梁の写真を貼り付け、思い出の記念品にする計画です。

c0209909_18595445.jpg焼き印は電気式150Wの焼きコテに35㎜の真鍮制刻印が着いています。
ネットで探したシブヤ彫刻に注文し、印制作¥12500、電気コテ¥3500でした。
(もっと安い会社もありましたが、納期が問題でここにしました)

c0209909_190124.jpg焼き印のマークは浮き雲に「正」、坊守と考えた新しい正尊寺のシンボルマークです。
正尊寺は明治から4代にわたり法名に「雲」が付いています、江戸時代以前400年の間はほとんどの住職に「空」の字が付いています。
正尊寺と空や雲は切っても切れない関係なので、シンボルマークはやはり空に浮く雲が一番ふさわしいとデザインしました。

世界で1個のオリジナルです。

c0209909_190838.jpgペン立ての材料は屋根を支える垂木(たるき)、特に庫裡の垂木は化粧垂木といわれる美観を作るために桧で作られています。
上小節の桧ですが軒先に見える部分はほとんど節もなく、木肌の美しいもので統一され、現場に据え付けられてから長さが揃えられます。
節無しで仕上げる為にほとんどの垂木が20㎝以上切って捨てられるようです。

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c0209909_1902228.jpg切り落とされる角材、まだまだ何かに使えそう・・・丸平建設の代表さんも同じ思いを持っておられたようで、切り落とした端材を職人さんが総て集めて行かれました。
東西27㍍の屋根に付けられ垂木の数は半端でありません。

c0209909_190289.jpg少しの作業時間のに集めるだけでも軽トラ一杯になります。
この端材が丸平建設に隣接する、プレカットの『すまいず』の工作機械で、実用性も備えたペン立てへと復活を期しました。

c0209909_1903758.jpgシールと名刺印刷の御受証や写真を貼り付け、ラッピングして世界に1個、庫裡化粧垂木とペアになる記念品ペン立ての完成です。


by shoson | 2010-08-22 10:00 | アイデア | Comments(0)

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c0209909_6222960.jpgウインチを設置した1・2階突き抜け物置に、踏天井(ふみてんじょう)風の床が取り付けられました。
重量器機や車椅子が上がる間口、85㎝×170㎝の空間を蓋する板については事前に、荷重に耐える素材、しかも開け閉めに負荷が掛からない軽いものという注文に、35㎜厚のタモ積層材が使われています。
4枚の板をクローゼットの扉を床面するようにとのお願い、埋め込み取っ手が付けられます。

c0209909_6223753.jpg住職の要望を叶え、しかも美しい仕上げになるように、お大工さんは蝶番を使って試行錯誤しながら仕上げて行きます。

踏み天井の床を折観音開き、超ベテランのお大工さんもこんな仕事は初めてのようですが、さすがに他の現場では棟梁として腕を振るわれるM田お大工さん、思い通り超上等の物置床ができました。

ちなみに住職は、庫裡完成後はこの観音開き床をOneアクションで開閉できる半自動の物にチューンUpしようと企んでいます。

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by shoson | 2010-07-28 16:21 | アイデア | Comments(0)

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c0209909_18411486.jpg工事は着々と進んでいくので、早め早めにアイデア商品を揃えておかなければなりません。
今回は男性用小便器が快適に使えるようにネットで探しました
温水がかかると赤色が消えます・・・・・まさに消火活動のようです。
10枚組、とりあえず今使っている小便器に貼ってみました、皆さん狙ってもらえるか・・・・テストです。

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by shoson | 2010-06-13 18:40 | アイデア | Comments(0)

幅3間の玄関ホール、右側奥半分は定番の飾り床になります。ありきたりでは面白くない一ひねり欲しいと坊守からの要望を形にすることになりました。
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c0209909_18373383.jpg昨年亡くなった住職の姉は一生涯絵描きをしていました。岐阜のアトリエには展覧会に出した大振(227㎝×182㎝)の絵が沢山残っています。
坊守はその絵を玄関床に飾りたい、しかも季節に合わせて入れ替えもしたいという、大胆な構想を持っていました。
設計士や棟梁も今一イメージが湧かないらしいので、職人さんがお休みの日曜日法務の合間にシュミレーションしてみることにしました。

結果、絵を何枚も入れられる巨大な紙芝居の舞台を作り、その下にキャスター付けて出し入れします。
後ろの物置に小窓を開けておき、そこから最後は押し込んで固定する、これしかないという方法に至りつきました。来週の打ち合わせ会まで絵の替わりの布やテープは外さず、設計士や監督さんに見てもらい、具体化できるか確認してもらうことにしました。
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by shoson | 2010-05-09 13:00 | アイデア | Comments(0)

進行中の庫裡建設ですが元々厳しい予算でスタートしましたが、実設計に入っていくと建築基準法や消防法などで追加工事を余儀なくされ大幅な費用増となりました。
そこで、足りなくなった予算を補うために、特別懇志としてご門徒に更なるご寄付をお願いすることとなり、ご協力してもらえた方は芳名を火打梁(ひうちばり)に書いて顕彰することとなりました。
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c0209909_10102669.jpg芳名を書いた火打梁には、特別寄付をしてくださった旨の印と、揮毫は住職がしたと解るように落款も押しています。

c0209909_1010382.jpg本来の住職落款は青田石(せいでんせき)に彫られたものですが、木目の粗い木には馴染まずうまく押せません。
そこで、印影をスキャンしネットで注文しゴム印の覆製を作ってみました。
デジタル技術とネットでイイ感じで落款を押すことができるようになりました。
木 Vs 石 × →  木 Vs ゴム   


by shoson | 2010-03-14 10:00 | アイデア | Comments(0)

今日は日曜日、工事offのため報告がないので、今回も正尊寺庫裡のアイデアを紹介しましょう。
  その3・・・・・囲炉裏のある待合室

新しい庫裡では、玄関を入るとそこは11m吹き抜け、小屋組は北山から切り出した桧丸太が組み上げられています。
そして、玄関脇には6.5畳の土足でそのまま入れる待合室があり、そこには囲炉裏とまではいきませんが、チョッと大きめな箱火鉢(はこひばち)に炭火を起こし、鉄瓶から湯気が出ている・・・住職の寿命があったら、晩年そこで火の番と玄関番をしている・・・そんな空間にしようと計画しています。
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この計画のモデルは・・・関東の二十四拝のお寺にありました
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今から10年程前に住職が近隣の若いお坊さん仲間で関東(茨城県・栃木県)にある親鸞聖人(しんらんしょうにん)ゆかりのお寺を回ったときのことです。親鸞聖人を亡き者にしようとと狙った、山伏弁円(やまぶしべんねん)ゆかりの板敷山大覚寺(いたじきやまだいかくじ)にお参りしました。
本堂で若いご住職からお寺の謂われを聞いたあとお庫裡に通してもらいました。大覚寺のお庫裡には広間の真ん中に囲炉裏があり、初夏のような5月でしたが、炭火が熾って鉄瓶から湯気が出ているのです。
そこへ老坊守さまがアミと竹篭に入った薄くスライスしたおけそく餅を持って囲炉裏端に座り込み、茶菓子の代わりに一枚一枚焼きながら、弁円と親鸞聖人のお話しをされました。
醤油の焦げる良い匂い、アツアツおかきの香ばしさ、そして炭火のなんとも言えない温かさ、そうした絶妙の演出で、800年前の親鸞聖人のドラマに深く浸ることができました。
その時から正尊寺にもこうした空間が欲しい・・・・気軽にご門徒や来客者とこうした時間が持てる寺にしたいと思い続け、まね事もしてきました。

c0209909_23534596.jpg報恩講のあとお斎場の大火鉢を片付けずに、日曜学校の子ども達とお華束を焼いて食べたりしてきました。
最近ではキッズサンガ親子お経教室のお楽しみは、巻巻パンからお華束まで色々焼いて楽しんでいます。
この大火鉢も大正時代の物で現在修復に出し、新しい庫裡でも冬には出して活躍してもらう予定です。大広間に囲炉裏案は却下されましたが、囲炉裏のまね事は続けたいと思っています。


玄関に置く箱火鉢です。
c0209909_23535424.jpg古道具屋など色々探しましたが、なかなか思ったような物が無く、平塚家具にも捜すよう頼んであったところ、鉄刀木(たがやさん)の総無垢材で作った箱火鉢を捜してきてもらえました。
四国徳島の銘木屋さんの倉庫に眠っていた物だそうで、ゴッツイ物ですが、玄関はケヤキ材をたくさん使用して作られているので、鉄刀木のこまかな模様もまたアクセントになることでしょう。
待合室は土足なので、キャスター付の台を作り可動式テーブルとしても使えるようにドレスアップをお願いしてあります。


by shoson | 2010-02-14 09:00 | アイデア | Comments(0)

今日は日曜日、工事offのため報告がないので、正尊寺庫裡のアイデアを紹介しましょう。
  その2・・・・・家中のテレビがカメラモニターへ

c0209909_15274023.jpg解体工事が始まり、住まいの離れは泥ホコリを避けるために雨戸が閉められていました。
外の様子を察知するために二階のベランダと書斎の窓にカメラを設置しました。その映像をテレビのUHF帯に混ぜて家中のどのテレビからも見られるようにしました。離れの隠居部屋で寝たり起きたりの前住職も、テレビで見る工事の様子が気になるようになっていました。

c0209909_8324340.jpg新しい庫裏では8ヶ所の監視カメラ設置が書いてありますが、配線管のみでカメラは付けません、予算の関係もあり後日ボチボチお手製のシステムを買い足し構築する予定です。
今日は皆さん興味津々の正尊寺テレビ監視&法話サテライトシステムのアイデアを紹介しましょう。

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c0209909_2229999.jpg現在、本堂は4台のカメラが作動しています、それを4分割して映像を家庭内のUHF帯の同軸ケーブルに混入させればどのテレビでも見られるようになります。
まず必要になるのはカメラですが、これは名古屋の大須電気街でもNetーオークションでも買えますが、Netで販売している会社が翌日には届けてくれるし気に入っています。

c0209909_1529023.jpgカメラは防滴・赤外線・広角など(数千円の激安カメラでも充分写ります)適材適所で選び、4分割のセレクターは必需品です。

c0209909_15291730.jpgそして、4分割の映像信号をUHF帯のテレビ信号に変換するものをGETしなければなりません。
このマスプロVMD3Mはネットショップでは1万数千円程度で販売していて、これが案外値打ちで優れものです。

c0209909_15323439.jpgただ、この映像を家中のテレビで見る場合は、外に建っているアンテナの大本へカメラ信号を入れなければなりません。
UHFアンテナ(地デジアンテナも一緒)すぐ下でUHF/UHF混合器でまぜこぜにして、U・V・BS混合ブースタへ接続します。

今までは本堂1回線信号だけをUHFに入れていましたが、同じセットを買い足し2回線にしてみました。
電気屋さんは、減衰して上手く映らないだろうと言われましたが、住職の頭の中では可能であると自信を持っていました。
c0209909_15293014.jpg庫裡解体の最中、塚本無線にメールし赤外線広角防水カメラをGETし、さらにUU混合器で混ぜてみたところ、多少の減衰はありますが、テレビのリモコン一つで境内中が見渡せます。

たいへん上手く映っています、将来+8台のモニタリングシステムが可能であり、自作の工事が楽しみになりました。
自分で作ると後々どのようにでもグレードが替えられるのがありがたいところでもあります。

by shoson | 2010-02-07 08:00 | アイデア | Comments(0)