今日は日曜日、解体工事も予定通り終わり工事は完全offになりました。
工事報告がないので、正尊寺庫裡のチョッとしたアイデアを紹介しましょう。

  その1・・・・・エレベータのかわり

c0209909_23291945.jpg先日の設計士さんと丸平さんとの協議のおり、設計図面からちょっと尋ねてみました。
報恩講あけの事務機器引越のときに、事務機器やさんから「これらの機器を2階まで上げるには、専門家でないとどうにもならないので、相当額の移動料をいただきます」といわれたことが頭の奥から離れず考えていたことを聞いてみたのです。

c0209909_2330858.jpg図面では玄関を入ると吹き抜けです。天上は小屋組を見せるような意匠、その梁にウィンチを付け2階に重量物を上げ下げできるように出来ないだろうか・・・・。
厳しい予算のために2階のアイテムが当初図面からどんどん消えて、キッチンや作り付けの家具は予算に応じて「既設」という表記に変わり、今までの物を再利用することになっています。
吹き抜け2階の書棚もそのうち見合わせになることでしょう。
それなら、いっそ可動式の手すりにして荷揚げスペースとしても利用できないかと考えたからです。すると、丸平建設の総監督K常務が「荷物はエレベーターで上げれば良いじゃないですか・・・」といわれました。
確かにエレベーターのスペースは確保してありますが「EV将来用」と明記、最初から予算が届かないことは織り込み済みです。
でも・・・そこで思い付きました・・・・
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c0209909_23314160.jpgエレベータスペースを確保した物置の2階を踏天上にして、屋根裏まで空洞にすれば、現在のお倉と同じように踏天上を移動させ、床に穴をあけウインチで引っ張り上げれば良い事に気が付きました。
物置と荷揚げスペース、バリアフリーにキャスターで両立するアイデアが現実に可能であることを確認しました。

c0209909_23311840.jpgそんなことを思いながら、解体屋さんが屋根瓦を降ろす作業を見ていると、職人さんがユンボのバスケットに乗せられ、大屋根から降りてきました。
本当はこんな使い方をしてはいけないのでしょうが、梯子を掛けながら降りるより圧倒的に速くて楽でしょう、ユンボがエレベーター代わりになっていました。

c0209909_23371595.jpgそれを見ていてまた思い付きました、車椅子の前住職もイザとなったら、物置シャフトのウィンチで上げ下げすれば簡単快適。
電動ウィンチなら介添え一人いれば問題なし、不特定多数には非対応ですが、内々ならば問題ないでしょう。
数百万円のエレベータ機能が数万円のウィンチで済むわけです。
正尊寺のお庫裏はこうしたアイデアいっぱい詰め込み、楽しく明るい空間にしたいと日々坊守と住職は相談しながら考えています。

by shoson | 2010-01-31 00:00 | アイデア | Comments(2)

c0209909_1833236.jpg今日はユンボのアタッチメントが穴あきバスケットに交換されて、建物が全て解体された敷地の礎石やコンクリートを掘り起こしながら整地作業がはじまりました。

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ユンボの動きが止まるのを狙うように石を抱えて歩くのは法務員のSくん、坊守から頼まれた丸石の落ち穂拾いです。
今週は冬休みで、北海道に帰っていただけに広くなった庫裏跡地での作業、浦島太郎のように目を見張っての事でした。

c0209909_184060.jpg拾われた石は太鼓堂裏のシークレットゾーンに運ばれていきました。
今回の庫裏新築で坊守の大事にしてきた花壇は全て壊されてしまい、正尊寺に残った最後の手つかずのゾーンを花壇にする計画を立てたようです。

c0209909_1841719.jpg整地された建設予定地には砕石が運び込まれ、起工式会場の地ならしがはじまりました。
ユンボの穴あきバスケット、石と泥をふるい分けたり砕石を撒いたり実に便利に使われていました。

c0209909_1842996.jpg陽も暮れかけた頃、(有)シンセイの撤収作業がはじまりました。地盤補強に敷かれていた鉄板や働き者のカニの爪(クマデンと言うらしい)のアタッチメントもトラックに乗せられ帰っていきました。


10日の作業でまったく何もなくなった場所になり、夢の庫裏が出現を待つ敷地となりました。
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by shoson | 2010-01-30 17:00 | 工事 | Comments(0)

c0209909_18494952.jpg解体作業も9日目となり、もう庫裏の壁や柱は何も建っていません。
今日は残土や金属・木屑を集めてダンプに乗せて廃棄の仕事のようでした。
そこへ、後藤造園の親方が現れユンボのオペレーターと、唯一残った中庭の林に入って相談がはじまりました。

c0209909_1850171.jpgシンセイの職人さんは皆さんとてもフレンドリー、後藤親方の頼みが聞き入れられ大型ユンボのカニの爪で、庭木が草むしりのように抜かれていきました。
この庭木は全て廃棄、30分ばかりで全て抜き取られ、裸になりました。
c0209909_18501171.jpg造園屋さんのユンボではこんなパワーはありません、2日の仕事が一気に片づいたようで、造園の職人さん日曜返上はしなくて良くなったようで、職人さん同士の助け合いありがたく眺めさせて貰いました。



今日一日の作業で、本堂から北の部分は立っている物全てなくなりました。あとは整地をして起工式の準備に入ります。
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by shoson | 2010-01-29 13:00 | 工事 | Comments(0)

c0209909_1855092.jpg庫裏の解体がはじまって8日目、一番奥の残った部分へユンボの爪が届くようになりました。
いよいよ今日で全て撤去されます。

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ユンボの操縦桿を握るM内オペレーターさんの技はスゴイ、この操縦一つで庫裏が全て片づけられていきました。

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ユンボの爪を自在に操り、トタンに打ち込まれた木片をハシで魚の小骨を抜くように、器用に分別されていきます。

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背の高いトラックには相棒の職人さんがナビゲートして、梁や柱が行儀良くしかも目一杯荷台に積み込まれていました。




夕方までには建っている柱は全て撤去され、泥と礎石だけになりました。ついに114年間の正尊寺庫裏が完全に姿を消しました、時折訪れられるご門徒さんもあり、皆口々に郷愁を語っておられました。
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今回の庫裏解体に素晴らしい技術で日程も安全もそして笑顔も忘れず働いてくださった(有)シンセイの職人さんです。  丁寧な仕事ありがとうございました。
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by shoson | 2010-01-28 17:00 | 工事 | Comments(0)

午前8時半から約50分で玄関は境内真ん中まで移動しました。玄関の新しい基礎とコンクリートの防火建物ができるまでここで待機します。
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庫裏解体7日目
解体作業も分別の厄介な改築部分はほとんど終わり、100年前のまま木と泥と竹で作られた奥の座敷回りだけになってきました。
木は大野の処理工場でチップにされ燃料に、コンクリートや黒瓦は粉砕して砂利のように建設現場で使われ、泥は篩にかけて埋め立て処分になるそうです。

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庫裏が解体され、玄関が曳屋され、境内がすごく広々とした感じです。
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by shoson | 2010-01-27 09:30 | 工事 | Comments(0)

本日午前9時、昭和元年に建設された大玄関が東に向かって動き始めました。
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五角産業の親方が慎重にワイヤーを巻始めましたが音も揺れもありませんが、少しずつ動いていました。

c0209909_1885442.jpg手動のウインチは玄関の様子を見ながらゆっくり巻かれていきます。
玄関とは反対の重しになっているのは、トラックに付いたユニックの転倒防止のために出てくるアウトリガーにワイヤーがかけてありました。
なるほどこれならドンピシャの所にアンカーが出来るわけです、境内の中でトラックが前へ行ったり後ろへ行ったりしているのか納得、感心しました。
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25㌧の移動には10㎜鉄板の進行方向をソリのように少し仰向け、鉄の棒を後ろから前へと送り出しながらタイヤにして進みます。
ときどき、ゴッツイハンマーで叩いて、鉄棒の向きを微調整をしながら進んでいきます。

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本堂の屋根下に付けられた樋の受け手が引っかからないかと心配しましたが、さすがにプロの仕事ミリ単位でかわしながら進んでいきました。

c0209909_18105577.jpg約1時間、傾くことも揺れることもなく無事東の端まで移動完了しました。

c0209909_18112481.jpg明日は南の端まで移動します。ジャッキで上げソリの向きを変え、レールを南に延ばし、手際の良い仕事ぶりでした。




      庫裏解体6日目

c0209909_18114384.jpgいよいよ、大屋根にユンボの爪がかかりました。

c0209909_1812624.jpg庫裏の約半分近くが解体されました。
大屋根を支える地棟も抜き取られましたが、雨漏りで結構腐っていて、長い風雪を感じた一瞬でもありました。
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by shoson | 2010-01-26 09:00 | 工事 | Comments(0)

c0209909_2224182.jpg解体工事は5日目に入りました。
週末の養生段取りがきちっと出来ているので、ユンボは狭い庭に侵入し大屋根までアームをのばし、どんどん剥がした瓦トラックへ入れられていきました。





     一日の作業で庫裡の屋根瓦は全て除去されました。
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五角産業の玄関曳屋工事は今日一日順調に進み、移動のレールが敷かれました
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c0209909_223202.jpgH綱で足下を固められた玄関が25㎝浮き上がりました。この玄関は本堂の屋根の下に入っているのでこの高さが限界値だそうです。
屋根瓦も壁も落とさず、総重量25㌧の建物がもうすぐ動き出します。
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c0209909_2235240.jpg25㎝足下が上がると、今まで見ることのなかった基礎と土台の接地面が現れてきました。
土台の下にはボソボソの木片が散乱していました、白アリが食い散らかした痕、はたしてこのケヤキの上がり框も使えるか・・・仕様帳に交換となっていたか心配になりました。
古い建物の修復見積の難しさがしみじみと分かった25㎝でした。




c0209909_22536.jpg今日は午前中に本堂で小里設計士・丸平建設常務・現場監督が集まり起工式の段取りについての相談が行われ、午後からは後藤造園・厨房のマルゼン営業さんが集まり、工事の段取りについても話し合われました。

by shoson | 2010-01-25 16:00 | 工事 | Comments(0)

日曜日は工事お休み、現場の変化はありません、丸平建設から送られてきた写真の紹介をします。

c0209909_23485991.jpg1月22日から丸平建設作業所にて庫裏玄関に虹梁(こうりょう)として使われるケヤキ材の直角直し作業が始まりました。
このケヤキ材は、幅27cm×高49cm×長さ6.1m、重量約0.9㌧の大物です。見積仕様書では188㎝×395㎝×5.5mで計算されていましたが、設計図面を大きく上回る立派な材料で、丸平建設の材木にこだわる心意気ありがたい限りです。
しかも、このケヤキ材樹齢は110年以上、旧庫裏と同じような星霜をかけ成長した材だけに、玄関から出入りされる門徒の頭上をこれから百年以上護ってくれることでしょう。
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c0209909_23492243.jpg虹梁の直角直しと同時に作業場では、梁丸太の墨付けと加工にはいりました。
正尊寺庫裏は伝統工法と近代機械工法とのよい面をともに採用した考えで進めています。
真っ直ぐで単純な材は時間とコスト削減のためにプレカット工法で刻みますが、梁や破風などはやはり棟梁の手で墨を打ち仕上げていきます。

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今月15日正尊寺報恩講のお参りのあと、仏教壮年会の会員が丸平建設の工場を見学に行き、梁丸太の前で記念写真も撮っていました。
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丸平建設大倉庫の2階にある原寸場では、大屋根破風原寸図の説明を受け、具体的姿を想像する仏壮会員の皆さん。

by shoson | 2010-01-24 12:00 | レポート | Comments(0)

庫裏解体4日目、今日の解体屋さんは養生や段取りが多く見た目では昨日とあまり変わりませんでした。
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c0209909_23405198.jpgユンボの先端パーツ、蟹の詰めのようですが、イガイガの角度や突起物パーフェクトに計算されたアイテムです。
蟹の詰めも人間が食べるためでなく、自然淘汰の中でもっとも使いやすい形になったのだろうなと想像できました。

c0209909_23411449.jpg現在の庫裏西面屋根と、書院の浴室トイレ棟とは隙間がありません、解体するに当たってポールとシートで傷が付かないようにしっかり養生されました。
ただ、この屋根の下の空間は、仮住まいの離れと本堂を結ぶ近道なだけに、この封鎖は住職や寺族にとっては痛手です。

c0209909_23413945.jpg大玄関曳屋の五角産業はお休みでしたが、工事境界柵が境内に設置されました。
白色のパーテーションのような柵が境内を二分し一層工事をしている雰囲気がかもし出されてきました。

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by shoson | 2010-01-23 08:00 | 工事 | Comments(0)

庫裡解体3日目、働き者のユンボ、きのうまでは底の透けたバスケットのような篭に瓦を入れとトラックに運んでいましたが、カニの爪のような先端パーツに替えられました。すると、いきなり庫裡の梁や柱に噛みついていくと言った感じで、どんどん壊されていきました。
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ユンボのカニの爪はとても器用に動きます、木材・サッシなどの窓枠・電線など、細かく分別しながら解体が進みました。

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今日一日で土間厨房部分とキッチン居間が完全に壊され、ほん4日ばかり前には活躍していたおくどさん、が野天に打ち捨てられたといった感じで取り残されていきました。



      大玄関の曳屋作業
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c0209909_20104173.jpg五角産業(いずみさんぎょう)のトラックには赤色の油圧ジャッキが何台も積まれてきました。

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玄関足下の壁を突き抜けた長いH鋼は、鉄板とボルトで完全に固められていきます。
職人さんの話では、屋根瓦や壁が付いたままの重量は25トン位だろうと予想しておられるようです。

c0209909_20112521.jpg一日かけ、赤いジャッキがあちこちにセットされ、1㎝浮き上がりました。
約25㎝浮かせ、境内の真ん中まで一時避難をするそうです。


by shoson | 2010-01-22 10:00 | 工事 | Comments(0)