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今日は日曜日、工事offのため報告がないので、今回も正尊寺庫裡のアイデアを紹介しましょう。
  その3・・・・・囲炉裏のある待合室

新しい庫裡では、玄関を入るとそこは11m吹き抜け、小屋組は北山から切り出した桧丸太が組み上げられています。
そして、玄関脇には6.5畳の土足でそのまま入れる待合室があり、そこには囲炉裏とまではいきませんが、チョッと大きめな箱火鉢(はこひばち)に炭火を起こし、鉄瓶から湯気が出ている・・・住職の寿命があったら、晩年そこで火の番と玄関番をしている・・・そんな空間にしようと計画しています。
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この計画のモデルは・・・関東の二十四拝のお寺にありました
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今から10年程前に住職が近隣の若いお坊さん仲間で関東(茨城県・栃木県)にある親鸞聖人(しんらんしょうにん)ゆかりのお寺を回ったときのことです。親鸞聖人を亡き者にしようとと狙った、山伏弁円(やまぶしべんねん)ゆかりの板敷山大覚寺(いたじきやまだいかくじ)にお参りしました。
本堂で若いご住職からお寺の謂われを聞いたあとお庫裡に通してもらいました。大覚寺のお庫裡には広間の真ん中に囲炉裏があり、初夏のような5月でしたが、炭火が熾って鉄瓶から湯気が出ているのです。
そこへ老坊守さまがアミと竹篭に入った薄くスライスしたおけそく餅を持って囲炉裏端に座り込み、茶菓子の代わりに一枚一枚焼きながら、弁円と親鸞聖人のお話しをされました。
醤油の焦げる良い匂い、アツアツおかきの香ばしさ、そして炭火のなんとも言えない温かさ、そうした絶妙の演出で、800年前の親鸞聖人のドラマに深く浸ることができました。
その時から正尊寺にもこうした空間が欲しい・・・・気軽にご門徒や来客者とこうした時間が持てる寺にしたいと思い続け、まね事もしてきました。

c0209909_23534596.jpg報恩講のあとお斎場の大火鉢を片付けずに、日曜学校の子ども達とお華束を焼いて食べたりしてきました。
最近ではキッズサンガ親子お経教室のお楽しみは、巻巻パンからお華束まで色々焼いて楽しんでいます。
この大火鉢も大正時代の物で現在修復に出し、新しい庫裡でも冬には出して活躍してもらう予定です。大広間に囲炉裏案は却下されましたが、囲炉裏のまね事は続けたいと思っています。


玄関に置く箱火鉢です。
c0209909_23535424.jpg古道具屋など色々探しましたが、なかなか思ったような物が無く、平塚家具にも捜すよう頼んであったところ、鉄刀木(たがやさん)の総無垢材で作った箱火鉢を捜してきてもらえました。
四国徳島の銘木屋さんの倉庫に眠っていた物だそうで、ゴッツイ物ですが、玄関はケヤキ材をたくさん使用して作られているので、鉄刀木のこまかな模様もまたアクセントになることでしょう。
待合室は土足なので、キャスター付の台を作り可動式テーブルとしても使えるようにドレスアップをお願いしてあります。


by shoson | 2010-02-14 09:00 | アイデア | Comments(0)

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