大広間の作業場では棟梁によって、桧の敷居と鴨居が作られており、納まりをレポートしましょう。
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c0209909_1735551.jpg敷居の左端加工
1㎝ほどのミゾが彫られますが、隅から数㎜の所に梗塞のような彫り残しがあります。
廊下側の縁板を受け止めるためのストッパー役のようです。

c0209909_1736399.jpg左側の柱加工
敷居側のミゾに造った梗塞分だけ除き、1㎝角のミゾが彫り込まれました。

c0209909_17361151.jpg敷居の右端加工
右側の端はミゾではなく1㎝ほどの出っぱりが残されて、凸部分はホゾにはまりやすいように面取りもされます。

c0209909_17361771.jpg右側の柱加工
柱には1㎝程のホゾが彫られます。
凹の巾が敷居の凸の巾より少し広く開けられているのが微妙です。
どうも敷居を納めた後でも左右にスライド可能な仕掛けのようです。

c0209909_17362574.jpg角打ち
堂大工の棟梁は木を組むとき金槌で接着面を敲かれます。
隙間を空けずピッタリ引っ付くようにとの一手間のようです。

c0209909_17363150.jpgホゾに差す
最初に右側の凸を柱のホゾに差し込みます。

c0209909_17364092.jpg納まらない・・・
左側が柱の途中で入らなくなりました。
柱間より敷居の方が少し長いようです。
棟梁は一分の隙間もない木組みを目指して、手間を惜しまずギリギリの細工をしてもらえます。


c0209909_17364686.jpg鴨居ジャッキで広げる
突っ張り棒のような鴨居ジャッキを柱の根本にあてがい、グリグリとネジを締め・・・・広がるのか?
木は生きている、押せば少しは凹むようです。
当て木をして金槌で叩けば、ジワジワと柱の根本に納まっていきます。


c0209909_17365394.jpg柱と敷居野溝が合体
左側の敷居が納まるとそこには四角い穴が現れました。
この穴に四角い込み栓を差し込めば、ガッチリ柱と一体になり上下動することはなくなります。
最後に廊下側の9㎜構造合板を敷居に作られた溝に差込、合板を張り直せば完成です。

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by shoson | 2010-08-13 07:45 | 工事 | Comments(0)

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