たる木で記念ペン立
近ごろ内職で仕上げた特別懇志の記念品のアイデア紹介しましょう。
丸平建設のご好意で、300個ほどのペン立てが作ってもらえました。
そこに正尊寺の焼き印を押して、御受証や設置した火打梁の写真を貼り付け、思い出の記念品にする計画です。
焼き印は電気式150Wの焼きコテに35㎜の真鍮制刻印が着いています。
ネットで探したシブヤ彫刻に注文し、印制作¥12500、電気コテ¥3500でした。
(もっと安い会社もありましたが、納期が問題でここにしました)
焼き印のマークは浮き雲に「正」、坊守と考えた新しい正尊寺のシンボルマークです。
正尊寺は明治から4代にわたり法名に「雲」が付いています、江戸時代以前400年の間はほとんどの住職に「空」の字が付いています。
正尊寺と空や雲は切っても切れない関係なので、シンボルマークはやはり空に浮く雲が一番ふさわしいとデザインしました。
世界で1個のオリジナルです。
ペン立ての材料は屋根を支える垂木(たるき)、特に庫裡の垂木は化粧垂木といわれる美観を作るために桧で作られています。
上小節の桧ですが軒先に見える部分はほとんど節もなく、木肌の美しいもので統一され、現場に据え付けられてから長さが揃えられます。
節無しで仕上げる為にほとんどの垂木が20㎝以上切って捨てられるようです。
東西27㍍の屋根に付けられ垂木の数は半端でありません。
少しの作業時間のに集めるだけでも軽トラ一杯になります。
この端材が丸平建設に隣接する、プレカットの『すまいず』の工作機械で、実用性も備えたペン立てへと復活を期しました。
シールと名刺印刷の御受証や写真を貼り付け、ラッピングして世界に1個、庫裡化粧垂木とペアになる記念品ペン立ての完成です。
by shoson | 2010-08-22 10:00 | アイデア | Comments(0)