お内仏設置
毛布で厳重にくるまれたお仏具が広間に運び込まれ、左官仕事も終わった仏間へお扉や飾りが取り付けられていきました。
軸回しのお扉は計画通り上等な仕上がりになっていました。
軸回しのお扉は事前に仮設置をして寸法を合わせていましたが、造作の途中から3ヶ月多少手直しもしたので2㎜ばかり軸が動いたようです。
木地師さん同行、お大工さんの道具を借り軸を少し削り無事納まったようです。
お扉には輪燈(りんとう)が付きますが、予算上天女の絵から散華(さんげ:蓮の花びらが舞う)になってしまい、ちょっと寂しい観もありました。
須弥壇(しゅみだん:ご本尊が載られる台)は施主さんの願いを伝えてあっただけに、大変良い宝相華(ほうそうげ)の蒔絵に仕上がっていました。
須弥壇の裏側には施主さんの名前も入れてもらいました。
大広間お内仏は建築予算には入らず、こうした寄進によってお入仏することができました。
須弥壇の上には蓮台が置かれご本尊が据えられました。
蓮台を上から見ると、可愛い蓮の実が付いていました。
華果同時(けいかどうじ)の蓮台見事な細工に仕上がっていました。
シンプルでありながら重厚、まずまずイメージ通りのお内仏になりました。
完成引き渡し後の入仏法要まではしばしの封印がなされました。
by shoson | 2010-11-22 14:32 | 工事 | Comments(1)