仏前結婚式
緋毛氈と金屏風を配置し、艶やかな結婚式会場が準備されました。
庫裡は屏風でご両家の境を附けてみました。
仏前結婚式しおり
岐阜にできた包装用品シモジマで材料を調え、若い方々にも記念にしてもらえそうな式次第の栞を作りました。
今回は特別に列席者50名全員にお配りしました。
列席者集合
開式30分前には列席者と新郎新婦は集合して頂きます。
新郎新婦は仏間24畳でゆっくりして、衣裳着付けの最終チェックです。
備え付けの夫婦式章をかけ忘れないように。
親戚参列者は開式までお茶をを飲み休憩です。
開式5分前には本堂に移動し、両家左右に分かれご着席いただきます。
新郎新婦入堂
定刻に換鐘が打ち鳴らされ、開式の辞とともに、新郎新婦入堂です。
縁側にはたくさんの見物ギャラリーが集まって、結婚式を見守ってくれます。
今回は特別に中国笙(しょう)の独奏による案内で本堂縁から入堂しました。
司婚者入堂・勤行
お勤めは時間をかけないよう工夫しました。
経段は仏説無量寿経の「願成就文」短いですが、ありがたいお経の一説です。
それを、2名の法務員を散華頭のように導師の後ろに立たせ、輪唱のようにしてお勤めしました。
荘厳で評判はとても良かったです。
司婚・誓いのことば
今回は新郎新婦が意思表示をして誓い合う形式の作法で行いました。
いろいろな誓い方がありますが、この作法が一番シンプルで緊張感無く行えます。
記念念珠授与
記念念珠はいつも正尊寺で用意します。
今回はお二人に合わせたものを京都の念珠屋さんで拵え準備しました。
紅白のリボンでデコレーションしてあります。
指輪交換
司婚者が差し出す指輪をお互いにはめ合います。
結婚指輪(マリッジリング)はご当家で準備していただきます。
この儀式は新婦のみ、あるいはしなくても問題ありません。
焼香
二人揃って住職から贈られた念珠をかけ、きょうの日を感謝しつつ阿弥陀様にお礼をします。
その後、両家親族代表のお焼香もしていただきます。
誓盃の儀
昔ながらの結婚式定番、三々九度(さんさんくど)の誓い盃です。
浄土真宗では数に拘りませんので、一往復だけの作法で行います。
こうして新郎新婦の甥や姪子さんが雄蝶雌蝶として、花を添えグッと式は晴れやかになりました。
この儀式はしなくてもかまいません。
法話
住職よりお二人の門出を祝し、10分ばかりの短いご法話です。
式盃
仏前結婚式お開きの前に、全員できょうの日を祝し乾杯です
お世話になった方にご発声をお願いでき、引き締まった式になりました。
祝杯のお酒は、昨今の道路交通法も鑑み、ノンアルコールの白ワインを使用しております。
要望があれば、記念に持って帰ってもらえるような、本物のカワラケを準備することもできます。
恩徳讃斉唱
最後に皆さん一緒に歌っていただきます
閉式・新郎新婦退堂
入堂と同じように中国笙の音色を案内に退出します。
祝福
仏前結婚式があるので休校にしてあった日曜学校ですが、子ども達はお嫁入りと聞いて、保護者同伴で見物に集まってきていました。
ご当家からはギャラリー用にお供えのお菓子が準備してあり、式終了と同時に配られ、子ども達大喜びで、新郎新婦へ祝福のあいさつ一生懸命でした。
お寺の結婚式ならではの、家庭地域が一つとなった式になりました。
記念撮影
開式から40分で式は終了、あとは時間が許すかぎり本堂・庫裡・境内好きな場所をバックに記念撮影。
本堂内は、簡易の四段撮影雛壇も準備され、親族50名の集合写真も撮っておられました。
正尊寺仏前結婚式での写真・ビデオ撮影は内陣の一部を除き、カメラマンはフリーパスにしております。
記念に残るアングルで撮ってもらってかまいません。
披露宴会場へ移動
正尊寺でゆっくりご休憩の後、披露宴会場へと移動されて行かれました。
以上、正尊寺仏前結婚式の流でした。
お庫裡も完成し充分な対応ができるようになり、厳かな仏前結婚式をとアイテムも充実させました。
今後、仏前結婚式の普及を願い、式の懇志額を6万円(状況規模によって下限は応談)でお引受けすることになりました。
会場・司婚者・手伝・記念々珠等すべてが含まれていますが、記念々珠のグレードアップをご希望の場合は実費にてお願いします
by shoson | 2012-06-20 15:15 | 行事 | Comments(0)