27年 おみがきとお餅つき
35名ほども方が集まって、和気あいあい語りながら、手には力を込めて、ピカピカになるまで磨いてもらえます。
約1時間半ですべての真鍮仏具はピカピカになり、法務員がそれを組み立てます。
内陣では法務員が熱湯に浸けられた雑巾を固く絞って、擦り漆の床を丁寧に拭き上げます。
漆の光沢が戻ったお内陣の前卓に打敷をかけていきます。
婦人会の皆さんはおみがきが終わり庫裏でティータイム、ひと息ついて皆さん楽しそうです。
お華束準備
一晩水にした餅米が厨房で出番を待っています。
厨房の準備も万端、とくにアイランドキッチンの電磁調理器排気口を目張りを忘れてはなりません。
お華束には約8,000個の玉が必要、人海戦術で型抜きが進んでいきます。
型抜きされた玉は作業台で華束玉形成板に形を整え並べていきます。
型抜きで余ったタネを再度蒸し、手でこねて再び伸し板に延ばされ規定の珠数まで型抜きし続けられます。
最後に残ったへた部分は、頭に乗せる鏡餅と一口サイズぜんざい餅に成ります。
形成板に綺麗に並んだ華束玉は、重ねて置かれ適度な固さになるよう、寒い廊下で一晩寝かされます。
お華束抜きは作る人も粉だらけになります。
by shoson | 2015-01-11 13:00 | 行事 | Comments(0)