3日間にわたって準備されてきた報恩講が始まりました。
庫裡広間も1回転50名のゆったりしたお斎場のセッティングも完了です。
本日のお取り持ちは8時集合、それぞれの持ち場について臨戦態勢です。
午前9:30 朝座の始まり、最初は黒衣
(こくえ)で初夜礼讃
(しょやらいさん)のお勤め、住職と法務員だけでのお勤めですが、近ごろ四十八座の達人はあちこちのお寺経験を積み、一緒にお勤めしてもらえます。お説教は今年も浅木蓮教寺、高田篤敬師です。
高座に座り平易な言葉で親鸞さまと報恩講をかんで含めるようにお取り次ぎをしてもらえます。
今年の報恩講初日は門徒さんの葬儀ができ、お斎繁忙期には住職不在でしたが、お斎場は何巡もする盛況だったようです。
ご講師やご法中のお斎は朱塗りのお膳で付加価値を付けます。
お椀の中身は門徒のお斎とまったく同じですが、器が変わると特別メニューのようで、ご法中に感激されます。
お斎の席が空くのを待つ人は、
玄関大火鉢でしばしの歓談、報恩講ならではの風情です。
境内では報恩講恒例の焚き火、本堂係のお取持が火の番しながら参詣者との語らいの一時演出します。
午後1:30初日昼座は八木西光寺さんに登壇してもらい、正信偈の作法です。
参り合いの法中さんも来てもらい賑やかにお勤めです。
高座説教は前席大五条、後席小五条という古い伝統があります。
高田先生はそうした心得も熟知し二枚の五条を掛け別けられます。
庫裏もお説教後席の頃になると片付けも終わり、厨房のお取持は広間の大スクリーンでサテライトお聴聞です。
お説教終了、片付けと明日の準備が終わると、二日間のお取持奉仕の終了です。
住職の御礼言上後、皆さんゆっくり会食です。
二日間ありがとうございました。