2月22日午後、明日の正尊寺仏教婦人会追弔会のために役員さんが集まってこられる。
本堂の南余間は涅槃図から物故者法名軸へと掛け替えられる。
庫裡広間に集まり段取りの確認と、会員さんに配るお下がりを地区ごとに袋詰めします。
相談が終わり厨房に移動し、お斎の銀杏ご飯の下拵えがはじまります。
20名ばかり集まった役員さん総出で銀杏殻剥き、手も動くが口も動く、賑やかな作業でした。
人海戦術で1,000個ばかりの剥き銀杏が準備できました、
ここ数年、岐阜市内のお寺さん方お手間入りの銀杏を沢山いただくようになり、仏婦名物となってきました。
封筒に二握りほど入れ、500wで90秒1つ2つとはぜる音が聞こえたら電源OFF、熱々を剝くと薄皮も綺麗にはがせるます。
おやつは、お正月の鏡餅で作ったぜんざいです。
1月3日に鏡割りしたお餅ですが、エージレスを入れ密封保管してあったので、カビも来ずしっとりしたお餅になっていました。
2月23日月曜日 青空広がる朝でしたが、冷え込みも無く人寄にはありがたいお天気と成りました。
山門に仏旗と行事版を掲げ婦人会の会員参集を待ちます。
朝8時役員さんが集合し、お斎のパック詰め作業開始です。
9時半までにお斎の準備を済ませると、ゆっくり本堂でお参りとお聴聞ができます。
法要開始30分前、太鼓堂の扉が開き、集会太鼓が鳴らされます。
庫裡から写真を撮ろうと、藤原法務員に顔を出すよう指示すると、とても不自然な姿で顔を覗かせました。
彼はギッチョでした。
午前9時半、お勤め開始です。
朝は『阿弥陀経』のお勤めです、
法話は仏婦の皆さんに大人気の大垣林雙寺の水上誠孝先生です。
今年から住職の肩書でのお取り次ぎ、ノリノリで時の経つのを忘れさせる法話です。
法話の終わる頃には4升の銀杏ご飯が炊きあがりました。
今年もとても美味しそうに炊きあがりました。
手早くパックにご飯を詰め、お弁当風に仕上がりました。
洗い物を減らすことで、役員も全員がゆっくりお参りができるようにと弁当箱になっています。
お手間入りのお斎、賑やかな昼食風景です。
パック詰めの弁当でもご飯は温かく、お味噌汁も温かいのでイイ感じです。
ご講師には特別朱塗りのお膳に盛り直されて出されます。
器が違うとまるで別物ののお斎になります。
住職もお相伴でご講師様と意見交換しながらいただきました。
午後1時半前には役員さん準備万端スタンバイです。
10分早く開式しました。
献灯献花も先月の報恩講に練習済み、慣れた動きでお供えしてもらえます。
お勤めは宗祖讃仰作法、
CDの伴奏に合わせての音楽礼拝、全員でお勤めイイ感じです。
午後からの法要では70ばかり並べた腰掛けがほぼ満席となりました。
ご講師からこの人数なら、もっとまん中へ集中的に並べた方が話しやすいとの指摘を受けました。
※来年から注意ですお勤めのあと余間の法名軸まえで、今年度
往生された会員のご遺族によるお焼香です。
遺族として男性が参集して貰えるもありがたいことです。
法要の最後は「みほとけにいだかれた」の合唱です。
司会の方が「がっしょう」とアナウンスされ、一部手を合わせお念仏される姿もあり、有りがたく感じました。
午後からも水上先生はノリノリ、昨年夏の自らの
自動車事故を譬えに、スケッチブックの文字を出しながら、他力の念仏をきっちりお聴かせしてくださいました。
休憩時間は甘酒、勢いよくい聴聞の間合い、ほっこり楽しい休憩です。
午後3時45分無事追弔会終了。
春からの法座聴聞のお誘いしっかりさせて頂きました。