30年 報恩講準備日
まずは庫裡に集まり、お内仏に合掌礼拝して、住職からプレゼンでお取持ちの内容や準備について説明です。
今回のお取持ちは向野(むかいの)・東川原・西川原の3地区、それぞれ役員さんが持ち場を相談して作業開始です。
通常『控の間』がお取持ち方のクローゼットにもなり、配膳室にも変身します。
女性スタッフはヘアーキャップを付けてもらいます。
配膳カウンターの上では、人参もツキツキさて姿を変えて行きます。
ツキツキされた大根と人参は大きな樽で合体し、酢や砂糖で味付けが施されナマスが完成します、一晩寝かし明日からお斎の色合いアクセントの一品となります。
300個の丸揚げ、岐阜の松野豆腐屋さんから届けられ、味が染み込むように+の切れ目が1個1個入れられます。
回転釜もフル稼働、正尊寺お斎名物の『カブラ煎(いり)』のお漬け物が煮込まれます。
12月に塩漬けした大量のカブラが塩抜きもされ柔らかく煮えました。
カブラの漬け物の湯煎が済むと、今度は丸揚げの湯煎が始まります。
正尊寺流は丸揚げ用の割り下を作り、それを投入して煮て味を染み込ませます。
名古屋のたまり醤油も混ぜて味付け、チョッと濃いめの色で辛そうですが、わりと甘めの丸揚げ二鍋300個、報恩講初日の分完成です。
倉からお椀も出されます。木製漆塗りのお椀セット100人前揃い、配膳室に運ばれます。
今年は新兵器ドローンで上空から作業の様子を撮影です。
若院のドローン操作もだんだん慣れてきました。
庫裡玄関も幕が張られお化粧され、参詣者のお迎え準備です。
外回りの作業一段落、焚き火を囲んで甘酒で一服歓談です。
大勢の力で、足元が悪く厄介な土塀幕も奇麗に張り巡らせられます。
駐車場のノボリも報恩講バージョンを立てます。
説教高座も本堂へ運び込まれます。
本堂内も清掃され、カーペットが敷かれ説経台もセットです。
イス席になっても伝統の大火鉢は2個出して大寒の報恩講を視覚的に演出します。
境内本堂飾り付け準備が済むと、庫裡で腰を落ち着け、お華束の着色が始まります。
14本のお華束見本の写真を見ながら、手と口が動き回ります。
最初は男性ばかりが筆を持っていましたが、厨房の下ごしらえが終わった女性陣も絵筆を持って参戦です。
途中、昼食休憩も入れながらお華束着色完成です。
午後4時には全ての作業が終了し、少し遅めのおやつに『ゼンザイ』を食べて解散でした。
by shoson | 2018-01-13 16:00 | 行事 | Comments(0)