平成29年7月11日~12日 正尊寺仏教壮年会研修旅
~ 親鸞聖人ご流罪の地を訪ね
恵信尼公750回忌墓参旅行 ~
今年の仏教壮年会の研修親睦旅行は、恵信尼様750回忌に当たるということで、15年前に参拝した上越信州の御旧跡をまた回ることとなりました。 前回行けなかった御旧跡、何度か下見しレジメのような少々マニアックな御旧跡参拝となりました。 AM6:15集合仏教壮年会はだんだん高齢化、皆さん朝は早い集合時間前には殆ど集合,参加費を集めお泊まり荷物はトランクに入れ出発準備完了です。
安心のドライバーです。
AM7:00思わぬアクシデント、杉山会計さん網代まで進んだ時、大事なセカンドバッグを軽トラに積んだまま忘れてきたと。
Uターンして戻り、再スタートとなりました。
結局午前7時出発と、一番初めの行程表に戻ってしまいました。
AM8:53第2のアクシデント、覚悟はしていましたが、東海北陸道の荘川ICで豪雨災害通行止め・・・
158号線迂回を余儀なくされました。
AM9:20下道の国道迂回最小限の15分というロスタイムで、清美ICで高速道路に復活できました。
けれど、下道の景色は良く
六厩三本松など見ながら深緑楽しめた。
第3のアクシデント、下見までしてあったのに見過ごしていました。
越中境の横尾地区の旧道は大型車侵入禁止の標識有りました。
ドライバーからGoogleストリートビューで指摘、断念しました。
AM11:30一番最初の
参拝地、
横尾の腰掛石と大欅の御旧跡は少し離れた国道8号線から車窓参拝となりました。
AM11:50親不知展望台に到着、北アルプスが日本海へと落ち込む、親不知子不知の難所を俯瞰です。
いま通ってきた崖上の半トンネンル道路、昔は海岸べりを歩く難所、800年前に思いを馳せました。
AM11:58外波の大雲寺到着、40分遅れのためか本堂も玄関も皆鍵がかけられていました。
本堂に入って分かったこと、宝物が出してあるので防犯のための施錠だったのです。
大雲寺さんは御住職と若院様お二人で迎えてくださり、貴重な宝物を本堂一杯に出して準備してくださってたのです。
※大雲寺縁起蓮如上人・顕如上人・准如上人・教如上人沢山の謂われ有る宝物が大火事を免れ残っているようです。
一番拝みたかった
「たちすくみの阿弥陀如来」や「聖人親不知御通行之図」も間近で見せもらえました。
親鸞さまと弟子の西仏房、蓮位房が描かれた掛け軸の前で、集合写真です。
境内に有った、明日のジョーに出てくる丹下段平の頭のような石『御影石』と判明、よく見るとなるほどでした。
12:50連絡いただいた通り約一時間の滞在でしたが、意義深い大雲寺の参拝地なりました。
12:53大雲寺からはすぐそば、親不知ピアパーク到着です。
大きな亀の親子が迎えてくれ、この海岸は翡翠が取れるそうです。
岐阜から300㎞余日本海を見ながらの初食事、バス内のビールとまたひと味違う美味しさです。
シンプルなご馳走ですが、名物たら汁もあっさり美味しく、サバ煮、お刺身は漁師の大将が捕ってきたのでしょうか
近海物でとても美味しかった。
PM2:10木浦の西性寺に到着。
親鸞さまはこのお寺の先祖、楠田出雲守の好意でこの浜から船に乗って居多ヶ浜まで行かれました。
ここは場所だけ確認で、本堂には上がりませんでした。
PM3:00居多ヶ浜
木浦から七里の聖人流刑地上陸地点です。
浜辺を眺め集合写真だけ撮り移動です。
PM3:10国府別院
居多ヶ浜から5分、五智国分寺を車窓から拝観しつつアッと言う間に到着です。
本山でも旧知の中岡輪番さん4月から赴任で、豪雪は未経験とのことでした。
別院勤務20年の職員さん短い時間のリクエストに応えつつ、丁寧に説明してもらえました。
国府別院境内は親鸞聖人が暮らされた竹ヶ花草庵跡でも有り、皆さん境内散策です。
PM4:25恵信尼公廟所
今回一番の目的、恵信尼様のお墓参り、15年前とは様相が変わり皆ビックリでした。
予定では『恵信尼さまのご生涯DVD』を見ながら到着が、
ネットショップ遅延で上映できなかったのが残念。
15年前の写真5時までは大丈夫と思っていましが、本願寺の
『こぶしの里会館』4時に施錠のため入れず皆でのお勤めは出来ませんでした。
仏婦会員でもあるの女性軍は、こぶしの館は入れずガッカリとしていました。
公共の
『ゑしんの里記念館』は5時まで営業ですが、職員さんはすでに帰宅、館長さん一人でお土産レジも奮闘でした。
ここも4時前に来た方が良いようでした。
PM5:25赤倉ホテルに到着です。
本日唯一定刻より早く着きました。
まずはロビーのお内仏にお参りして腰を下ろしました。
PM6:30夕食宴会
お楽しみの宴会、乾杯は河野副会長の発声でした。
15年前は座布団でしたが、いまは畳の上に椅子テーブル成っていました。
赤倉ホテルの女将さんがご挨拶に回っておいでです。
旅行段取りだけで無く、杉山会計さんは宴会も盛り上げエンターテナーです。
カラオケ絶好調・・・2時間半の夕食宴会、今年も盛り上がりました。
7月12日【木】旅行2日目
5時からの
朝湯に浸かって、浴衣に式章姿で6時50分からロビーの仏間でお朝事です。
お勤めは「讃仏偈」お調声は横山会長さんです。
ホテルの従業員さんがお勤めの態勢に椅子も並べて貰っていました。集合写真はくるっと回転して撮りました。
AM8:30出発
次ぎ行く記念館の開館時間似合わせゆっくり出発でした。
赤倉ホテルの会長(平井ショウ妙好人の孫)さんもお見送りに出てきてもらえました。
※15年前の会長 AM8:45飲物買い出し
往路で2ケースのビール完売、本日分をコンビニで爆買いです。
AM9:00一茶記念館到着
小林一茶の記念館オープンと同時に入口横付けで入館です。
開店早々、貸し切り状態オジさん達もスタンプラリー楽しんでました。
記念館裏の
小丸山公園散策し俳諧寺前で記念写真、シャッターは徒歩ルート変更の相談に来たドライバーさん。
奇麗に整備された公園です。
山頂近くには小林家のお墓と一茶の墓標が立っていて、皆でお参りしました。
小丸山墓地から坂を下りると明専寺、途中背丈ほどの消火栓には
豪雪地帯を感じさせられました。
AM9:40明専寺
御住職から明専寺の縁起(三河一向一揆で門徒衆と移ってこられた)や小林一茶の家との繋がりを聞かせた貰いました。
小雨が降りだし、バスドライバー根性で境内までバス迎えに来てもらえました。
事前に管理の正行寺に参拝レジメを送り、区長さんに取り次いでもらっておきました。
区長さん鍵を外し窓を開け歓待、坊舎の謂われなども話してくださいました。
※藤ノ木縁起800年前実際に親鸞聖人が腰掛け説法された石の上にお堂が建てられたと、内陣の床を外しライト持参で見せてもらえました。
榎
(えのき)御坊は親鸞聖人の腰掛け石と、蓮如上人が植えられた榎、宗祖中興両師の御旧跡、長年地域の門徒によって護り継がれた伝統味わえました。
AM11:10出発
この坊舎がいつまでも護り継がれることを念じながら藤ノ木を出発。
途中、道の駅
ふるさと豊田でトイレ休憩し善光寺を目指しました。
12:20善光寺到着
善光寺第2駐車場へバスが入り、式章を掛け旗を持った塔頭ガイドさんの先導で境内に入ります。
まず入口近くにある爪彫如来堂に参拝。ここには親鸞聖人が爪彫りの阿弥陀如来の石仏が安置されています。
善光寺本堂をバックにして記念写真。
15年前も同じ場所で写真を撮っていました。
※15年前の写真善光寺本堂に飾られた親鸞松、ほとんどの参拝者がすぐ横のビンズル木像に気を取られ、見過ごしてしまうので、仏壮会員にはくれぐれも脳裏に焼き付けるようお願いしました。
12:40昼食
旅行社の斡旋した食堂、門前すぐそば便利な所に有りました。
信州は蕎麦所、定食の前菜のように蕎麦が出てきました。
記念写真用に蕎麦で乾杯です。
お店の1階はおみやげ屋さん、ここで買うと袋に名前を書き、バスまで事前に運びトランクに収めておいてもらえると、皆さん購買意欲モリモリでした。
PM1:25堂照坊へ
今回最後の参拝です、親鸞聖人100日滞在の堂照坊です。
善光寺の浄土宗塔頭寺院の筆頭で、ここには聖人が笹の葉を組合わせ書き残された
笹文字名号や聖人の歯と「
いつの間に 髪に霜置き 一葉落ち、身にしみてこそ 南無阿弥陀仏」のお歌が受け継がれています。
善光寺午後2:30出発し、インター手前のおみやげ屋さんへ寄ると「もう買わん・・』といっていた会員、乗車時には全員おみやげ袋下げて戻ってきました。
駒ヶ岳SAで休憩を取り、帰路のお楽しみ車内ビンゴが始まりました。
一喜一憂、大盛り上がりのビンゴ大会。
監事さん急遽、冷蔵庫の缶ビールも景品に出し、全員がビンゴになるまで、住職リモコンスタートボタンのし続けました。
全員がビンゴになったのは、恵那山トンネル入口でした。
飯田高原ビンゴで大騒ぎのバス移動でした。
PM7:40本巣到着。
東海環状美濃SAでトイレ休憩をして、予定通り帰ってきました。
バス床下トランクには沢山のお土産、ドライバーのライトで名前確認しそれぞれの車に運び、旅行終了です。
PM7:45恩徳讃で解散
全員で本堂に向かい『恩徳讃』斉唱、無事1泊2日の研修旅行が終わりました。
仏壮幹部役員の皆様、準備段取り心遣いお疲れ様でした。